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【武豊】どんな条件でも一生懸命だった一頭

2015-01-28 [週刊大衆02月09日号]

馬場も戦法も不問とにかく全力疾走

ところがです。どういうわけか、翌95年はまったくといっていいほど、いいところがなく7戦全敗。もう、限界なのかなと思ったその翌年、96年に入ると、岡部幸雄さんとのコンビで、GⅢ「ダービー卿チャレンジ」(芝1600メートル)、僕とのコンビでGⅢ「セントウルS」(芝1400メートル)を勝つなど、鮮やかな復活を遂げたのです。

良馬場、重馬場、不良馬場も関係なし。戦法も、先行、差し、追い込みとオールマイティ。勝つときは強い競馬で、負けるときは、信じられないほど脆い……なぜ、そうなるのか不思議で仕方ありませんでした。

98年に地方競馬に移籍。生涯成績は、中央と地方を合わせて、61戦8勝。引退後、種牡馬となりながら、種付けを拒否したという話を聞いたときも、首をひねるしかありませんでした。

しかし、それらを補っても余りあるのが、彼の走りです。
いつでも、全力――。
勝っても負けても一生懸命で、それこそがフジノマッケンオーの真骨頂でした。ともすれば忘れがちになるこの言葉を、もう一度、心に刻み、今週末のレースに臨みます。


■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算3500勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

人気馬3頭が外枠に勢ぞろい。焼酎を片手にしながら、今年の有馬記念の枠順を見た瞬間、「ああ、荒れるな」と直感した。 となると、頭に浮かぶのが、有馬記念ならではの「大穴サイン馬券」のことだ。1991年…
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