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【データ予想】 天皇賞(春) 後方馬の"差し遅れ"が続出 先行馬勢の前残りに要注意!

2015-04-30 [週刊大衆05月11日・18日号]

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データ予想 須田鷹雄
後方馬の"差し遅れ"が続出 先行馬勢の前残りに要注意!


昭和の時代には"筋金入りのステイヤー"などという言葉があったものだが、21世紀の現在、そもそもスタミナだけで構成されているような馬は生産されていない。そのため、天皇賞・春も単純なスタミナ戦になるとは限らない。

前走のレース別成績を見ても、それを感じる。この10年、たまに出た穴馬が回収率を引き上げており、指標にしづらいが、勝率や複勝率で見ると、アテになる度合いは大阪杯→日経賞→阪神大賞典の順。本番との距離差が大きいレースのほうが結びつきやすいという逆転現象が起きている。

これは、それぞれのレースに集まるメンバーの内容も関係している。大阪杯→天皇賞・春と進む馬は一流馬が多い。一方で阪神大賞典は長距離適性がありそうだと、どんな馬でも出てしまい、本番と連続して負けているケースも多い。日経賞はその中間なのだが、やはり関東馬主体という弱みはある。

そう考えると、今年は大阪杯からやってくる◎キズナが有利と思える。大阪杯では、まさかの敗戦を喫したが、当時はかなりの道悪で参考外と考えることもできる。昨年の天皇賞・春は4着だったが、当時先着された馬たちはすべて年長で、今年は歳を重ねたうえに前走を勝っている馬はいない。

順番が回るという可能性は十分にある。
ただ、キズナにもウィークポイントというか、リスクはひとつある。脚質だ。
天皇賞・春は、差し切るのが難しいレース。昨年のキズナも、それを意識して早めに捲り上げたが、4角10番手からの4着だった。
過去10年、4角9番手以下から連対した馬は1頭もおらず、3着馬も3頭しかいない。1番人気馬4頭、1~5番人気馬だと計15頭もいて、この成績である。

キズナが差し遅れたときのために、先行タイプを○に置いて馬券は◎○の両方から展開するようにしたい。○は阪神大賞典組だがラブリーデイ。前走はゴールドシップが早めに来たため出番なしだったが、京都記念ではまさに前受けからキズナをぎりぎり抑えている。
今回は、△ゴールドシップも実績がある一方で、京都コースや多頭数への不安を抱えている。何かが起きるとしたら、その主役は先行馬だろう。


■須田鷹雄 プロフィール
1970年東京都生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。大学在学中に競馬ライターデビュー。競馬以外のギャンブルも含めた「旅打ち」をライフワークとし、国内の全公営競技場を踏破した経験を持つ。

 1番人気が予想されるビッグアーサー。このビッグアーサーという7文字のうち6文字は、GⅠになってからのスプリンターズS優勝馬の名前の中にすでにある
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