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【G1ジャパンカップ】さすがクローザーの威圧「井崎脩五郎 競馬新理論」

2016-11-21 [週刊大衆2016年12月05日号]

 シュヴァルグランは前走で、いくつもの不安材料を、根こそぎ吹き飛ばしている。休み明け、初コース、初の左回り、実績のない斤量(56キロ以上ではそれまで5・8・3・9着)。これだけ揃えば、凡走しても不思議はなかったのだが、向正面7番手の位置からまくり切って勝ったのだ。

 しかもレースは、差し馬シュヴァルグランに都合のいいものではなかった。序盤がスローだったため、中盤から一気にペースが上がり、5ハロン連続減速なしというラップタイムが記録されたのだ(12秒8→12秒5→12秒4-12秒4→11秒7→11秒1)。

 前が止まらないのだから、ふつうは差し馬は届かない。ところが、シュヴァルグランは、トップハンデ・タイの58キロをものともせず、鋭く抜け出してみせた。今回は、休み明け2走目の上積みが見込めるうえに、コースも2度目、加えて斤量1キロ減という好材料まであり、好勝負必至とみてよいのではないか。

 ちなみに、良馬場で行われたアルゼンチン共和国杯を、58キロなどという重いハンデで勝ったのは、シュヴァルグランが史上初。ここにも強さが見てとれる。

 シュヴァルグランは全6勝のうち5勝を、一年も終わりに近づく10~12月に挙げている。これは、試合の終わりにクローザーとして登板し、日米で大活躍したオーナーの佐々木主浩氏とイメージがダブる

■井崎脩五郎 プロフィール
1947年生まれ。東京都出身。競馬評論家・コラムニスト。独特のレース予想と明るいキャラクターで人気を博し、数々のテレビ番組に出演。多数のコラム連載も持つ。

 大当たり中にパチンコ玉が落下。落とした玉が転がっていかないよう、すかさず靴で踏んで捕獲。あとで拾うつもりが、踏み付けるだけで足つぼマッサージみたいで意外に気持ち良い。右足が終わったら左足、なんてや…
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