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【G1ジャパンカップ】大一番の◎は天皇賞・秋組ルージュバック「レース傾向分析 須田鷹雄」

2016-11-26 [週刊大衆2016年12月05日号]

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 今年のジャパンCのカク外は、昨年の同レースで掲示板を外している2頭に、そのうちの1頭、ナイトフラワーより格落ち感のあるイキートスの計3頭だ。万が一、馬券に絡むことがあるとしたらイラプトの3着だろうが、印をつけるほどではない。ということで日本馬だけを検討すればいいのだが、ジャパンCで重要なのは前走G1組にこだわることだ。過去10年、前走G2以下から馬券に絡んだ馬はスクリーンヒーローしかいない。

 今年は前走G1組が少数派という珍しい年になりそうだ。数の勢いから久々に“非G1組”が馬券に絡んでくることはありうる。ただ、それはヒモとして選ぶべき馬であって、軸はG1組でいきたいところだ。G1組の中でも信頼性が高いのは天皇賞・秋組、次いで菊花賞組。今年は2頭ずつしかいないので自動的に絞れてくる。天皇賞・秋からは2着のリアルスティールと7着のルージュバックが参戦するが、前走着順をあえて逆にして◎ルージュバック、○リアルスティールとする。

 というのも、天皇賞・秋とジャパンCでは、着順の入れ替わりがけっこう起きるからだ。そのポイントとなるのが位置取り。天皇賞・秋で先行して大敗してきた馬がジャパンCで巻き返すことはほとんどないが、差せずに負けてきた馬が浮上することはある。ルージュバックは天皇賞・秋の通過順が11-12-10なので、後者に該当してくる可能性はある。

 外厩中心の調整ばかりが話題になってしまうルージュバックだが、のびのび走れるコースであるかどうかのほうがポイントではないかと思う。そういう意味では東京の芝2000メートルよりは芝2400メートルのほうがコース形態として合うだろう。

 ○も、もちろん有力。折り合いに難のある馬だが、逆にいうと折り合いさえつけば楽勝もありうる。

 菊花賞組は、今年の2頭だと★ディーマジェスティか。ただ、得意のロングスパート型になったダービーが3着だったことを考えると、古馬の一線級を負かすまではイメージしにくい。

 こうなると、G1組でなくても▲ゴールドアクターあたりを優先せざるをえない。△も、秋華賞大敗直後のビッシュよりG2組か。

■須田鷹雄 プロフィール
1970年東京都生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。大学在学中に競馬ライターデビュー。競馬以外のギャンブルも含めた「旅打ち」をライフワークとし、国内の全公営競技場を踏破した経験を持つ。

思わぬところから思わぬレターをいただきました。 「トルコジョッキークラブ国際招待競走」への招待状。ちょっと……いや、かなりワクワクしています。
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