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【G1阪神JF】リスグラシューの経験値に期待!「今週の狙い目レース 須田鷹雄」

2016-12-10 [週刊大衆2016年12月19日号]

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 競馬番組には、ステップレース→本番とデザインされているのに、そのステップレースから好走馬が出にくいケースがある。富士SやスワンS→マイルCSなどが好例だが、ファンタジーS→阪神JFもその一つだ。過去10年、阪神JFにおけるファンタジーS組の成績は[1・3・3・40]。3着以内馬なら[1・3・3・16]だが、4着以下から来た馬は[0・0・0・24]で、どうにもならない。2歳戦ということもあり、500万条件から来る馬などが通用するケースも多い。ファンタジーS組だけにこだわる必要はない。

 前走着順の話が出たが、阪神JFはファンタジーS組に限らず、前走着順がよくないと始まらないレースでもある。前走で連対してきた馬は[10・8・8・90]。3着以下から馬券に絡んだ馬は10年で4頭しかいない。なんらかの事情で前走は連対しなかったが、今回は……という話は通用しづらい。

 ということで、今度は前走連対馬に限定して前走距離別成績を見てみる。1200メートル戦から来た馬は15頭いて3着以内は0。1400メートル、1600メートル、1800メートルはそれぞれ勝率が4.5%、10.4%、33.3%。複勝率は22.77%、27.1%、33.3%。前走1800メートル組はサンプル数が少ないが、基本的に前走距離が長いほど信頼性は高いということになる。

 今回の登録馬で唯一、前走1800メートル戦を連対してきているのが○ソウルスターリング。デビュー戦はかなり手こずって勝った感があったが、2戦目のアイビーSは楽勝だった。本来なら、この馬を軸にするところである。それを○にとどめたのは、この原稿を書いている時点で前走からマイナス体重、しかもカイ食いがやや落ちているという情報から。輸送がある身だし、当日の馬体重や気配は確認したい。許容範囲の馬体ならば、こちらを本命とするが、暫定的には○だ。

 となると、◎は1600メートル戦を連対してきた馬ということになる。◎リスグラシューに期待する。前走で負かしたフローレスマジックも、かなりの素材。レベルの高いレースを勝ってきた強みがある。

 ▲ジューヌエコールもチャンスがありそうな1頭。3連勝だし、1400メートルとはいえ阪神実績もある。いずれにしても今回は素質馬が多く、人気薄の馬が展開などを利して穴をあける余地は小さそうだ。

■須田鷹雄 プロフィール
1970年東京都生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。大学在学中に競馬ライターデビュー。競馬以外のギャンブルも含めた「旅打ち」をライフワークとし、国内の全公営競技場を踏破した経験を持つ。

 春の中山開幕を告げる「中山記念」。昨年は大器ドゥラメンテが優勝。今年も大物リアルスティールが参戦。JC以来ですが、ポン駆けに定評があります。  これにアメリカ、香港で存在感を見せつけたヌーヴォレ…
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