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【武豊】初めて参戦したマカオの競馬場

2017-01-31 [週刊大衆2017年02月13日号]

 2017年の海外競馬第1弾はマカオ。――あれっ、どんな競馬場だったかな? 頭をひねっても思い出せません。それもそのはず。これだけ海外で乗っているのに、マカオは初めて。日本の競馬に後ろ髪を引かれながら、でも同時にワクワクしている自分がいました。

 今回、僕が招待されたのは、『マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ』。文字だけ見ると、どんなレースなのか分からないと思いますが(笑)、簡単に言うと、世界から招待された男女各6人の騎手が、男女ダブルスのチームを作り、3レースのポイントで優勝を争うというもの。なるほど、こういうやり方もあったのかと、思わず感心してしまいました。

 参加騎手も、地元マカオを筆頭に、アメリカ、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、香港、シンガポール、韓国と実に多彩で、日本からは僕と藤田菜七子騎手が参加。僕は、ブラジルのJ・アウヴェス・デ・レモス騎手と、藤田菜七子騎手は香港のO・ドゥルーズ騎手とのコンビでの参戦でした。

――1つくらい勝って、日本代表としての意地を見せたい! 意気込んで臨んだレースは、8着、2着、2着で、チーム成績は総合3位。マカオG3の「マカオスプリントトロフィー」も3着に終わり、マカオでの初勝利は次の機会に持ち越しとなりましたが、楽しい雰囲気の中で競馬ができたのは大きな収穫でした。

 レース前の騎手紹介で、“ジャパニーズ・レジェンド・ジョッキー”とコールされ、こそばゆい思いもしましたが(苦笑)、それ以上に競馬を楽しめたことに感謝の気持ちでいっぱいです。心機一転――新たな気持ちで日本の競馬に臨みます。

 3月11日午後2時46分。中山、阪神、中京の各競馬場から、東北地方を襲った大震災で被害にあったすべての方に黙祷を捧げました。6年前……あまりにも無力な自分に落胆しました。競馬があってよかった。…
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