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【G2阪神大賞典、スプリングS】変則3日間開催でG1へ向けての激戦が展開!「栗東トレセン便り 薮中泰人」

2017-03-17 [週刊大衆2017年03月27日号]

 昨年暮れのグランプリ・有馬記念を制したサトノダイヤモンドが今週の阪神大賞典から始動する。放牧から帰厩後に2本の時計をマークしたあと、本格的な追い切りは3月2日のCWコースだ。先行するサトノノブレスを6Fで3馬身追走する形から4角では内にコースを変えてラスト1Fで並びかける。そこから鞍上のアクションにこたえて1F時計は11秒2の鋭い動き。併走馬には1馬身の先着だった。

 この迫力ある動きにも圧倒されたが、馬体がまた素晴らしい。昨秋より明らかに肉厚の体で、威圧感すら与えるほど。これが4歳の成長なのだろう。仕上げ段階としてはまだ太いのだが、これはレースまであと2本追い切れることでカバーできる範囲。レース2週前時点で今年の活躍が確信できるほどだった。阪神大賞典のあとはキタサンブラックと再戦する春の天皇賞が控える。頂上決戦に向けてまずは好発進を期待していい。

 馬券の興味は2着争いになるが、最有力は昨年の勝ち馬シュヴァルグランだ。調教で目立つタイプでは決してないのだが、2月19日に初時計をマークし、仕上げがイメージ以上に進んでいる。サトノと同じ3月2日にはCWコースで、こちらは7F追い。併走先着で3F37秒7-12秒0で動いた。2週前時点でこの速い時計が出せるのだから、4か月ぶりで勝った昨秋のアルゼンチン共和国杯以上の状態。どうやら今年も本命決着が濃厚だ。

 さて、今週は変則の3日間開催で、中山では3歳の重賞が2鞍組まれている。まず日曜日のスプリングSは皐月賞のトライアル戦。2歳チャンピオンのサトノアレスが出走予定だが、期待できる関西馬がいる。トリコロールブルーは3戦2勝2着1回。ステイゴールド産駒で、武器は切れる末脚。今回の課題は千八への距離短縮と、中山コースだが、器用さもあるタイプだから大丈夫だろう。鞍上も重賞を勝ちまくっているMデムーロだ。

 馬券的にはおもしろいのはプラチナヴォイス。休み明けをひと叩きし、ベストの千八戦。先行力が楽しみ。

 月曜日のフラワーCも注目重賞だ。主役は2戦2勝のファンディーナ。デビュー戦が9馬身差の圧勝。2勝目も2番手から楽に抜け出したが、このときの上がりタイムが凄い。自身の3Fは33秒0だが、レースの上がり2Fが10秒7-11秒0のラップ。2Fをいずれも10秒台で走った計算になる。勝ちっぷり次第ではソウルスターリングの最大のライバルになる。(日刊ゲンダイ大阪記者)

 師走の声を聞くと、ギャンブルファンはどうしても“競馬の冬の祭典”有馬記念のことが気にかかる。なぜなら、これまで、その年の大事件を反映する結果が何度か出現しているからだ。たとえば2001年。9月11…
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