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初の母娘ボートレーサー! 大山千広が優勝、SG戦目指して爆走

2017-04-02

 娘が物心ついた頃、母はすでに現役のボートレーサーだった。娘は母の走る姿を見るといつもカッコいいと思い、憧れを募らせた。

 2014年4月、娘・大山千広選手はごく当然のように、ボートレーサー養成所・やまと学校を受験し、一回で合格。だが、やまと学校での訓練は想像以上に厳しいものだった。

 入学して数か月が過ぎた頃、娘は母・大山博美選手に電話をかけた。泣き言の電話だった。母はそんな娘に手紙を出し、「せっかく入学したのだから卒業してほしい」「いつか一緒に走るのを楽しみにしている」ことなどを伝えた。その手紙を読んだ娘は母の思いを知り、退学を思いとどまった。

 2015年3月、やまと学校を卒業すると、同年5月12日、ボートレース福岡でデビュー。そして、同年8月17日、ボートレース福岡で、母と娘は初めて一緒に走った。ボートレース史上初の母娘対決である。結果は母が2着で、出遅れた娘は6着に終わった。

 2016年5月1日、若松G3オールレディースで母と娘は3度目の対決を迎える。1号艇の母はインに入り、娘は4コースからマクリを打った。そして見事1着。3連単の配当は、1万4770円! デビュー127走目にしての初勝利だ。レース後、初勝利を挙げた選手が水中に投げ込まれる祝福の儀式「水神祭」が行われ、娘と一緒に、母も水中に飛び込んだ。これまでの母と娘の苦労が報われた瞬間だった。

 優勝の美酒はまだ味わっていない大山千広選手。当面の目標は勝利数を積み重ねることと初優勝だが、いつか、男子の選手らとSG戦で戦いたいという強い思いも持っている。その晴れ舞台の日が訪れるまで、娘は日々、鍛錬を続け、母はその姿を静かに見守り続けることだろう。

  • 大山千広(おおやま ・ちひろ)
  • 登録番号 4885
  • 生年月日 平成8年2月5日
  • 身長 160cm
  • 体重 51kg
  • 血液型 O型
  • 支部 福岡
  • 登録期 116期
  • 級別 B1

弥生3月。今週から競馬カレンダーも月が変わり、いよいよ、クラシックの足音が聞こえる本格的な競馬シーズンの到来です。
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